Write to think

- ある題材について書くことは,それについて知る最良の手段である - (Gerald M. Weinberg)

2018-01-01から1年間の記事一覧

読書録『人工知能に哲学を教えたら』(岡本裕一郎)

「もともと人工知能と人間では、作りが違っていて、人間との間に決定的な溝を作るのは、賢明とは言えません。 ここからわかるのは、問題を考えるとき、「0か100か」という発想をしないことです。」 世の中一般に、0か100かというものはほとんどない。例えば…

読書録『博報堂デザインのブランディング』(永井一史)

「ブランドに一番大切なものは、「思い」。 ブランディングとは、「思い」を「カタチ」にすること。」 ここで言う「思い」は、ビジョン、魂、理念、理想、意思といった意味を含む。そして「その企業や商品が社会に存在する理由」である。 だが「思い」は見え…

読書録『名作コピーに学ぶ 読ませる文章の書き方』(鈴木康之)

「一行目はどうやって書けばいいんですか」 「二行目を読みたくなるように書くことだよ」 自分で考えながらメモを作るならいいが、誰かに読んでほしいときは、出だしに悩んでしまう。そこに、おぼろげながら光となるのが、「二行目を読みたくなるように」と…

読書録『過剰な二人』(林真理子、見城徹)

本の中で特に目についた付いた文を引用して、自分なりに咀嚼してみる。 「いい仕事の条件は、自己顕示欲と自己嫌悪の間を、絶えずスウィングすること」 時に自信を持ち、また時に自信を失う。そうやって浮き沈みしながら、人は内省するのだろう。その振れ幅…